1974年11月23日のベルリオーズ、アイヴス、ブルックナー {RETROSPECTIVE COMMOHEDGE 13}
今日はブルックナーの命日。誕生日や命日に偲んだりするのだから、私にとってブルックナーはやはり特別な作曲家なのだと思う。
ブルックナーの曲に初めて接したのは、東京文化会館での東京理科大学管弦楽団の第15回定期演奏会のときだった。東京へ出てきて最初の年の晩秋の祝日に、特にあてもなく上野へ出てみたら、この演奏会に行き当たったのだった。東京文化会館へ入ったのも、生のオケを聴いたのもこの日が初めてだった。
1階の客席に入ったとき、ちょうどラコッツィ行進曲が始まったところだった。2曲目は、アイヴズの交響曲第1番の日本初演(日本初演に居合わせ、ラッキーだった)。そして、インターミッションを挟んで、ブルックナーの交響曲第7番。
およそコンサート会場に入ったことは文化会館の前にはほとんどなく、会場はすべて自由席だったものだから、1階から5階まであちこち経巡って、子供のようにはしゃいでいた。それで、ブルックナーの交響曲第7番のときは、うとうとしながら4階あたりの正面席で聴いていたと思う。
そのとき,そのままうとうととしたままだったら、私のクラシック音楽鑑賞歴は違ったコースをたどっていたかもしれない(ちょっと、おおげさかな(笑))。ところが、第3楽章スケルツォで執拗に繰り返されるおおどかなトランペットの音にはたと目を覚まされ、「おお、これは!」と思ったのが、ブルックナーに心酔することになるきっかけだった。
その後FMで、3番、1番、2番と聴いて、特にスケルツォ楽章に強く惹かれた(年齢によって、急速な楽章を好んだり、緩徐楽章にはまったりということがあるのかもしれない)。その後しばらくは、自分にとって最高の作曲家は、誰が何と言おうとブルックナー、という状態が続いたのだった。いわば、ブルックナー熱だったわけである。
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ご参考までに,東京理科大学管弦楽団のホームページから、演奏会のデータを下に引用しておきます。
東京理科大学管弦楽団第15回定期演奏会
日時 1974. 11. 23
会場 東京文化会館
指揮 村川 千秋 / 久志本 涼
曲目 ベルリオーズ / ラコッツィ行進曲
アイヴズ / 交響曲 第1番 (日本初演)
ブルックナー / 交響曲 第7番
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