« 2006年7月 | トップページ | 2006年9月 »

2006年8月31日 (木)

アハ・センテンスとアイリッシュ・ブル

 「きょう欠席している人は挙手してください」のように、文法的には正しいが論理的にはおかしい文を「アイリッシュ・ブル」(Irish bull)という。単に、ブルともいう。
彼は子供が生まれない家系の出身だ。」(いないはずの彼は誰?)
 他にもある(以下の2つは『ことばのおもしろ博学』1984年、永岡書店より)。
「同時に二カ所にはおれませんよ、鳥じゃないんだから」
(アリバイがあると言いたい犯人。しかし、鳥だって同時に二カ所にはいられない)
ロンドン郊外の墓碑銘
「ジョン・スミスの亡骸ここに眠る
彼 海に出て遭難し 帰ることなかりき」(すると、ここにあるのは誰の骨?)
 さらに、Wikipedia の例では、
"Always go to other people's funerals, otherwise they won't come to yours." - Yogi Berra, baseball player (1925- )
葬式には顔出しときな、じゃないとお前ん時にゃ誰も来てくんないぜ。
 ブルとは、要するに以上のように矛盾したとんちんかんな言い草である。無手勝流というか、とても勝手な言い分ながら、ブルには妙に説得力があったりする。言っている本人が自分の発言にまったく疑問を感じていないから、その勢いにつられてしまったり、ペースにはまってしまうということだろう。ブルを笑い飛ばすには、どこから飛んでくるかわからないボールを、さっとかわすフットワーク(もちろん、メンタルな意味での)が必要かもしれない。
 さて、ここからが「アハ・センテンス」(Aha sentence)の話となる。初めてアハ・センテンスというのを聞いたとき、アイリッシュ・ブルを連想した。ともに内容が矛盾しているように思える点で似ているように感じたのだと思う。しかし、上で説明した通り、アイリッシュ・ブルは本当に矛盾しているが、それに対してアハ・センテンスは、キーワードを与えられるとコンテクストが一気に理解できて、矛盾が解消し、腑に落ちる。そうして一瞬で答えがわかるときにひらめきが生まれ、脳が活性化するという。それはそれでいい。アハ・センテンスは確かに面白い。しかし、矛盾していそうな文章でもキーワードを考えることによって矛盾が解消します、だから答えを考えてくださいね、というように、型にはまったというか、ルールが決まっていて堅苦しいというか、そういうところがちょっと…、と感じないこともない。
 繰り返すけれど、アハ・センテンスは面白いと思う。だけどアイリッシュ・ブルだって面白いよ、ということを言いたかったのだ、たぶん私は。要するに、アハ・センテンスが注目を集めているから、アイリッシュ・ブルを判官びいきしているっていうことかもしれない。ブルは「むちゃくちゃでんがな」と馬鹿にできるところがいい。ただ、それは、ブルの矛盾がわかった場合のことである。実は、あまりおおっぴらには言えないのだが、私は自分が例えば4つあるブルのうちの3つくらいはわからない人間じゃないだろうか、と秘かに不安を感じていたりする。もしそうなら、私自体がアイリッシュ・ブル的頭脳構造をもつ存在かもしれない。そのくせ、面白いアイリッシュ・ブルの一つさえ吐くことができない。おお、何たる不条理な存在だろう私は! (「おい、お前、ブルってるな」なんて言わないでね!)
 おやじギャグで締めるのはさすがに気が引ける。で、最後にまじめな(?)お勧めであるが、面白い上等なブルを一つでも二つでも考えてみませんか。けっこう難しいですよ^^;)。

| | コメント (3) | トラックバック (1)

2006年8月30日 (水)

トリケラトプスのワークシート

 小学1年生のころ、ひらがなを習ったとき、うすくグレーで書かれたひらがなをなぞったことはありますよね。そんな感じでなぞって練習するワークシートです。適当に何回かアルファベットをなぞってトリケラトプスを描いたら、あとは紙に自由に描いてみましょう。このワークシートは一種のお手本のようなものだけど、あなたのトリケラトプスには、きっとあなただけの筆跡が感じられるはず......。
 と(T)げじゃない!  り(ri)っぱな角で  ceratops と唱えながら描いてみてください。ceratops (ケラトプス)のところが少しいそがしいけれど、Tとriでゆっくりめに時間をかけてかっこいい角を描いた後に、一気にささっとやっつけよう!

0_1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月29日 (火)

ティラノ対トリケラ、宿命の対決

Photo_5

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月26日 (土)

Rushing Dinosaurs : 先には何がある ...?

Rushingdinosaur08260















文字絵研究所、だいじょうぶかなぁ〜。これからどうなるんだろう?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月25日 (金)

日本の肉食恐竜 : フクイラプトル

 福井県には、県立の恐竜博物館があります。その福井県立恐竜博物館の沿革のページには、1989年以降の恐竜化石調査事業で、「恐竜の連続歩行の足跡化石や肉食恐竜のかぎづめが国内で初めて完全な形で発見され」たとあります。発掘されたかぎづめなどを基に、ある程度詳しく調べられている日本以外で発見された近縁の種の特徴を参考にしつつ復元されたのがフクイラプトルです。2005年に日本にやって来たティラノサウルスのSueほどのインパクトはありませんが、国産の恐竜ですから大いに応援したいと思います。
 Sueの場合は骨の所有権をめぐって裁判沙汰になったとのことです。福井県も発掘された化石を「貴重な恐竜資源」と捉え、「イメージアップ等に活用し国内外にアピールするため」に恐竜博物館を建設したそうです。ブランド化の波が化石にまで及んでいるということでしょうか。今年の4月から導入された地域団体商標 の発想に似ているような気がします。いずれにせよ、フクイラプトルの全身の化石や、さらにいろいろな恐竜の化石が見つかることを期待したいと思います^^。

08240

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月18日 (金)

向こうの山に 月が出て 日が出て日が出て 四つ出た

 「向こうの山に月が出て・・・」というのは、「熊」という漢字を覚える方法です。確か、40年ほど前、小学生のときに先生に教わったのだと思います。あるいは何かの参考書で読んだのかもしれません。「熊」の字画は、カタカナ(本当にそうであるかどうかは別として)の「」、漢字(これまた、本当にそうであるかどうかは別として)の「」、カタカナ(これまた、本当にそうであるかどうかは別として)の「」、カタカナ(これまた、本当にそうであるかどうかは別として)の「」、そしてその下の点4つ「, 、、、」に分解できるというわけです。「月が出て」「日が出て」の個所は、「月が出た」「日が出た」と唱えられることもあるようです。

 今、どれくらいの人がこの「熊」の書き方を知っているんでしょうか?  そもそもこれを考えた人は誰でしょうか?  このような漢字の覚え方は何と呼ばれているのでしょうか?  北関東の一部に流布していたローカルな記憶術なのかな?  もちろん「富士山麓オーム鳴く(ルート5)」や「菜に虫いない日(ルート7)」のような語呂合わせではないし......。「唱えごと」の一種なのかな?  山を拝むふうでもあるから、民俗学的な連想が働いてるいるのかも......などと思ったりします。

 今日は文字絵についての話題ではありませんでしたが、誰が考えたかかわからない文化遺産(?)のようなもの、ということで向こうの山の「熊」について書いてみました。というのは、自分が文字絵を面白いと感じる感じ方は、向こうの山の「熊」を面白いと思う感じ方と通じていると思うので、ブログ2年めの初めに当たり、そういう面白がり方についてコメントしておこうと思ったのです。実は、モーツァルトの絵描き歌の最初の句である「向こうの山へ」というのは、この「熊」の「「向こうの山に」という句を暗示的に引用しているのです(ほとんど誰にもわからなかったと思いますが...)。

 ということで、このブログも今日から2年めに入りました。今後ともどうぞよろしくお願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月17日 (木)

クラシックパークにティラノ現る!!!

 (LDP=驚動) 17日午前10時ごろ、もじえ王国最大のテーマパークであるクラシックパークに突然ティラノサウルスが現れ、「文字絵の夏」音楽祭開催中のロイヤルフィルハーモニーホールに乱入した。オープニングコンサートで演奏されていた第九交響曲は中断され、オーケストラと聴衆は緊急避難した。その際、ごくらく温泉館の串だんごじいさんが頭に軽傷を負い全治3日間のけが。このティラノサウルスは中フェルマータ山のふもとにある時空のトンネルから飛び出してきた、という未確認情報も寄せられている(もじりアート)。

 第九交響曲を指揮していたベートーベン氏の話: とんでもない奴だ!!  焼き鳥にしてやる!!  赤ワインに合うかもしれん!!

 文字絵研究所こもへじ所長の話: どうやら漢字が好物のようです。今のところ漢字と見れば見境なくかぶりついています。画数の多い漢字をみつくろって餌付けできそうですが、危険ですからできるだけ早くどこかへ引き取ってもらいたいですね。

081606



















もじえ王国に現れたティラノサウルス。急激な成長期にあるらしく、漢字を食べ続け、見る間に体が大きくなっている。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月11日 (金)

お知らせ: モーツァルトシール応募方法の訂正

 あと20ほどでアクセスカウンタが250になりますが、応募のルールがわかりにくく、誤解をまねいてしまったかもしれません。失礼いたしました。改めて次の手順でお願いいたします。

 (1) 当サイトへのアクセスカウンタが250以上となったことに気づかれた方は、その時点で最も新しい記事に、「250番をゲットしました。」あるいは、「250番を越えて×××になっています。」 とコメントを入れてください。
 (2) 当ブログの右サイドバーの下にあるプロフィールを開き、「 メールアドレス:   」から、(1)のコメントを入れた旨と、ご送付先をお知らせください。

 以上、どうぞよろしくm( _  _ )m。ご不明な点は、メールにてご質問ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月10日 (木)

リストさん、呼びました?

 きょう自動車を運転していたら、FMラジオから聞いたことのある曲が流れてきた。リストのピアノ協奏曲第1番のおしまいのほうだった。その後には巡礼の年第3年の「エステ荘の噴水」。残念ながら「噴水」の途中で駐車場に着いてしまい、一時の涼は消え失せた。どうしようか迷ったが、野暮用で急いでいたこともあってそのままリストさんとはお別れした。
 これは、一種のシンクロニシティだろうか(緩くはあるが)。シンクロニシティ......共時性と訳されているユングの分析心理学の用語で、意味のある偶然の一致という意味である。この2週間くらいリストのことを考えていた。実は、7月31日はリストの命日で、その日にリストの絵描き歌をブログにアップしようと思っていたのである。しかし、テレ玉の放送の後で何だか力が抜けてしまって、のびのびになっていた。
 ということで、シンクロ二シティの話はまたいつかすることにします。きょうはリストの絵描き歌をどうぞ。

Liszt080906_2



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 9日 (水)

お知らせ: モーツァルトまでのカウント、あと80とちょっとです!!

 8月5日にアクセスカウンタを設置いたしましたので、それを記念してモーツァルトのシール9人の作曲家のシールをプレゼントする企画が進行中です。カウンタの数字の2501000にご注目ください。詳しくは、こちらをどうぞ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

空のプテラノドン

 これもテレビ埼玉でちらっと映りました。プテラノドンです。でも、恐竜ではありません。翼竜です。分類が違って、翼竜は爬虫類の一種ではありますが、恐竜には入りません。最近は恐竜の子孫が鳥ということになっていますから、翼竜 → 鳥 という連想は、イメージとはうらはらに間違いということになります。ティラノサウルスの子供には羽毛が生えていた、なんて先日もNHKでやっていました。ティラノのほうが鳥に近いんですね。いやはや、長く生きていると子供のころ教わった常識が崩されてしまうことが多いです。それはともかく、恐竜学の最近の進展はすごいですね。恐竜博も幕張メッセの世界の巨大恐竜博2006ばかりでなく、大から小まで、同時並行的に日本各地で開催されているようです。

 この文字絵を描くのはそれほど難しくはありませんが、全体のバランスをうまくとるようにしましょう。どう描いたら翼がそれらしくなるか、いろいろ試してみてください。それと、絵描き歌の筆順は、Pteranodonのつづりとちょっと違って、Pternadoonとなっておりますので、ご注意ください。


Photo_4

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006年8月 7日 (月)

プレゼント第2弾: 250周年で250番のあなたに

 アクセスカウンタ設置記念プレゼント第2弾です。制作したての生誕250周年記念のモーツァルトの特別なシールを差し上げます(といっても、こちらを先に差し上げることになるのですが)。まだ、世界にこの1シートしかありません。神童時代の6歳のモーツァルトヴェローナでの15歳ころのモーツァルト、そして晩年の33歳ころのモーツァルトの似顔絵シールが1シートになっており、長径が70ミリ、短径が30ミリの楕円形です。Mozartの顔については、こちらの記事をどうぞ。

Moz250250080706


 ゲットのルールは次の通りとさせていただきます。

 ルール: 当サイトへのアクセス時にカウンタが250となったことに気づかれた方は、その時点で最も新しい記事に、「250番をゲットしました。」 とコメントを入れてください。その際、連絡先のアドレスを教えていただければ、こちらから送り先確認のご連絡をさせていただきます。また、250をわず かに越えているのに最新の記事に250番ゲットのコメントが入っていないことに気づかれた方は、カウント数が「250番を越えて×××になっていますよ。」と、コメントにてお知らせください。その方を当選とさせていただきます(まれに、同じカウンタの数字が2回以上現われることもあるようなので、最初にコメントをいただいた方を当選とさせていただきます。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年8月 5日 (土)

テレ玉(テレビ埼玉)で紹介されたシールです

 女性キャスターが手にもって紹介してくださいました。この1シートに高さ30mm×横20mmのシールが9枚収まっており、ロマン派・古典派・バロックの9人の作曲家が楽しめます。上の左から、リスト、シューベルト、ショパン、モーツァルト、ベートーベン、ハイドン、バッハ、ビバルディ、ヘンデルの順に並んでいます。シールの下部に示したつづりのアルファベットで、似顔絵の成り立ちがわかります。この1シートでも、かなりの作曲家文字絵「通」になれます!

Dscf0051073006

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アクセスカウンタ設置記念1000番ゲット企画!!

 8月5日からアクセスカウンタを設置いたしました。これからも多数の方のご訪問をお待ちしております。そこで、切り番ゲット企画として、1000番めにご訪問の方にテレビ埼玉(テレ玉)で紹介されたシールを差し上げます。ルールは次の通りとさせていただきます。

 ルール: 当サイトへのアクセス時にカウンタが1000となったことに気づかれた方は、その時点で最も新しい記事に、「1000番をゲットしました。」とコメントを入れてください。その際、連絡先のアドレスを教えていただければ、こちらから送り先確認のご連絡をさせていただきます。また、1000をわずかに越えているのに最新の記事に1000番ゲットのコメントが入っていないことに気づかれた方は、カウント数が1050までの場合は、「1000番を越えて10××になっていますよ。」と、コメントにてお知らせください。その方を当選とさせていただきます。
 なお、どなたからもご連絡がなく1051以降になってしまった場合は、2000番の方に、1000番の方の分も含めて、2種類のシールを差し上げたいと思います。(まれに、同じカウンタの数字が2回以上現われることもあるようなので、最初にコメントをいただいた方を当選とさせていただきます。)

 シールについては、次の記事をお読みください。世界のどこにもないオリジナルなシールです!  では、1000番がいつになるか、どうぞお楽しみに!!  


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年8月 2日 (水)

のっそりトリケラトプス

 先日のテレビ埼玉の放送で恐竜のパネルが2枚、ちらっと映っていました。4種類いたのですが、今日はその中のトリケラトプスをご紹介します。名前は「3本のツノのある顔」という意味です。角竜(つのりゅう)の中でも最大の草食恐竜で、体長7〜10m、体重5〜7トンくらい、えりかざりもついていました。歌いながら描けるように、絵描き歌の楽譜も付けました。この文字絵は、かなり描きやすいと思います。どうぞ、描いてみてください。
 なぜいま恐竜なのか......?  とりあえず、夏休みは恐竜の季節ということで...... (^ ^;

分 類: 鳥盤目、角竜類
時 代: 中生代白亜紀後期
産 地: アメリカ、モンタナ州


080206_1

| | コメント (6) | トラックバック (0)

« 2006年7月 | トップページ | 2006年9月 »