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2006年10月 1日 (日)

文字絵の「なつかしさ」

 見たことがないのに、目にするとなつかしいと感ずるもの…、それは文字絵。ココログで「へのへのもへじ」を検索してかわいい文字絵を見つけ、そんなことを考えた。モーツァルトや作曲家たちを初めて見たテレビ埼玉のコメンテーターからも、「なつかしい」とのコメントをいただいた。感情を司るという大脳辺縁系に関係しているのだろうか…。とりあえずそれはさておき、なつかしいと感ずる理由を考えてみた。
 それはたぶん、子供の時に感じた全能感を思い出すからではないだろうか。字をかけるようになることはうれしい。絵を描くことは楽しい。自分が線を引いて絵が描けるという感覚。しかし、字と絵は本来異なるジャンルに属していて、遊びであるということは子供心にもあまりにも明らかだ。だからこそ、その遊びのなかで自分が創造主となって、世界を作り上げているという満足感。つまり、文字絵はそのような子供時代の全能感の心地よさをなつかしく呼び覚ましてくれる。
 散文的な仮説だが、そんなところかもしれない。小学校唱歌のようななつかしさに少し近いかもしれないけれど、管理されていないという点では文字絵は大いに違う。例えば、歩道に蝋石で落書きするのは、管理を離れた開放感がある。だから、おなじ「なつかしさ」といっても、文字絵には「えへっ」とか「フフッ」とかいういたずらを見つけられたような、それで肩をすくめたような、何というかちょっと照れくさいところがある。文字絵を描いている時、人は心理的に自分に正直に、そして無防備になって、絵を描く楽しみに没頭する。要するに、無邪気な楽しみにふける。自分にも無邪気に楽しめたころはあった。日本人の多くがそのように感ずるのではないだろうか。

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コメント

こもへじさん、こんにちは。
次男の「文字絵」を紹介してくださってありがとうございます。
次男はまさに無邪気に、楽しんで描いていたと思います。

文字で音楽家や恐竜が描けるなんてオドロキです。
大作曲家が身近に感じられました。

へのへのもへじで繋がったご縁・・・、またお邪魔したいと思います。

投稿: めーべる | 2006年10月 2日 (月) 09時43分

こんにちは。めーべるさん、ようこそいらっしゃいました。コメントをありがとうございました。
文字絵を心ゆくままに描いて楽しんでいる子がこれまでも、これからも、日本のどこかにいるのではと思っておりました。ここに1人見つけた!! と感じました。とても面白い絵だと思いました。お子さんによろしくお伝えください。
どうぞ、またいらっしゃってください。

投稿: こもへじ | 2006年10月 2日 (月) 13時09分

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