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2006年11月 3日 (金)

ベートーベンの出発 (中編)

 ベートーベンがハイドンの下で学ぶために故郷のボンを発ったのは1792年の11月1〜3日の間で、ウィーンには10日までには到着したらしいとのこと。「ベートーベンの出発」という標題はそういう意味なのだが、その際に「モーツァルトの精神をハイドンの手から受け取るように」(伊東辰彦氏訳)というワルトシュタイン伯爵の有名な言葉がベートーベンにはなむけとして贈られることになった。前年にモーツァルトがウィーンで亡くなってから1年が経とうとしているころだ。

 『天才音楽家たちの友情記念帳』には、その時のウィーンのオーストリア国立図書館所蔵のワルトシュタイン伯の書き込みの写真が見開きで紹介されている。左の頁にはワルトシュタイン伯のシルエットが、右の頁には9行の送別の書き込みがなされている。このような「友情記念帳」が旅立つ者への記念として当時は盛んに交わされたそうだ。

 

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