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2007年10月28日 (日)

アメリカの医学の教科書

 3年前の今日、この本が出来てきました。編集者をしていた私が最後の仕事として担当したのがこの本でした。ちょっと席をたっていて、戻ってみるとこの本が机の上に置いてありました。

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 「カプラン臨床精神医学テキスト」(第2版)というタイトルのこの本は、アメリカで出版された精神医学の教科書を翻訳したものです。B5変形版、1,560で、かなり大きな本です。この本が出来るまでには1年半以上かかったこともあって、現物を持ってページをめくってみた時は感慨深いものがありました。以下は、版元のメディカル・サイエンス・インターナショナル(MEDSi)のホームページからの引用です。

 精神医学の"バイブル"、最新版のノーカット完訳

監訳
井上令一 順天堂大学名誉教授 / 順天堂精神医学研究所所長
四宮滋子 しのみやクリニック

  臨床精神医学の包括的リファレンスであり、標準的な教科書。世界中で圧倒的な評価を得ており、この領域のまさに"定本中の定本"。DSM-IV-TRに基 づいて全面的に書き改められた原著最新版、全60章を完訳。大幅な増頁、しかも全頁2色刷となって完成度をさらに高めた。広く精神保健関連の職種、学生に 最優先の書である。

 このMEDSiさんには、縁あって社員として5年数カ月お世話になりました。出版社の社員として勤めた最後の会社となりました。実は、今も編集代行の仕事をいただいております。この9月にも、上の本と同じ著者のシリーズの「カプラン臨床精神医学ハンドブック」(第3版)という新刊書が刊行されました。この本も初版から私が担当してきましたので、第3版もお手伝いさせていただきました。

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 内容を大幅更新、臨床現場で"真に頼れる"手引

 監訳
 融 道男 東京医科歯科大学名誉教授

               岩脇 淳 鹿沼病院副院長
             

   
 標 準的な教科書として定評ある「カプラン臨床精神医学テキスト」をもとに、広く精神疾患の基本的な知識、とくに診断と治療に重きを置き、箇条書きスタイルで 簡便にまとめた実際的な手引書。最新のDSM-IV-TRに準拠、各章とも内容を更新し、臨床現場で特に注意すべき点などをまとめたBOX「臨床のヒン ト」を新設、頁数も増えさらに充実した内容となった。精神科医をはじめ精神保健関連の職種に幅広く有用。

 精神医学の本に限らず、アメリカの医学書をこの10数年いろいろみてきましたが、つくづく思うのは大きな本が多いことと本の記述の網羅性ということです。内容もさることながら、記述の網羅性は日本の教科書が見習うべき点と思われます。あいまいな個所を残さず、すべて言葉で説明しようとする姿勢は、契約を何よりも尊重するアメリカの社会の在り方を反映しているのでしょう。
 20歳のころグレイハウンドのバスで西海岸から東海岸までアメリカ大陸を3泊4日かけて横断し、何よりもアメリカの広さに驚いたことがありました。素朴な感想として、こういうところに住んでいたら発想も日本人とは違ってくるだろうなと思いました。ともあれ、日本にいるからにはアメリカでは思いつけないことを発想したい、最近はそんなふうに考えています。




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