つるマムシ入道
図書館で「日本わらべ歌全集27 近世童謡童遊集」(尾原昭夫著、柳原書店、平成3年6月25日第一刷発行)という本を見つけました。その258ページに文字絵が3つ出ています。
・ぞんじ(まいらせそろ)こむそう
・山水天狗
・つるマムシ入道 です。
凡例によると、この本は、江戸期を中心とする諸文献を検索し、童戯童謡史の資料として役立つように編集したものとのことです。このページの原著は「尾張童遊集(おわりどうゆうしゅう)」(小寺玉晁[こでらぎょくちょう]著、天保2年[1831年]序)で、この3つのうち、特に「つるマムシ入道」について、興味深い解説が書かれており、それによると「他邦二ハ、ヘマムシト云。」とのことです。
つるマムシ入道は以前ご紹介したヘマムショ入道の変異形と思われますが、それが尾張、すなわち愛知県西部で描かれていたという記録があることは覚えておきたいと思いました。「つるまむし道人」という幕末の戯作者とおぼしき人がいますが、たぶんその名前をつるマムシ入道からとったのではないでしょうか。
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