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2007年11月15日 (木)

つるマムシ入道

 図書館で「日本わらべ歌全集27 近世童謡童遊集」(尾原昭夫著、柳原書店、平成3年6月25日第一刷発行)という本を見つけました。その258ページに文字絵が3つ出ています。
  ・ぞんじ(まいらせそろ)こむそう
  ・山水天狗
  ・つるマムシ入道 です。
P258_2  凡例によると、この本は、江戸期を中心とする諸文献を検索し、童戯童謡史の資料として役立つように編集したものとのことです。このページの原著は「尾張童遊集(おわりどうゆうしゅう)」(小寺玉晁[こでらぎょくちょう]著、天保2年[1831年]序)で、この3つのうち、特に「つるマムシ入道」について、興味深い解説が書かれており、それによると「他邦二ハ、ヘマムシ云。」とのことです。

 つるマムシ入道は以前ご紹介したヘマムショ入道の変異形と思われますが、それが尾張、すなわち愛知県西部で描かれていたという記録があることは覚えておきたいと思いました。「つるまむし道人」という幕末の戯作者とおぼしき人がいますが、たぶんその名前をつるマムシ入道からとったのではないでしょうか。


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2007年11月14日 (水)

埼玉古墳群を見学して来ました

 今日は「埼玉県民の日」で、埼玉という県名の由来となっている埼玉(さきたま)古墳群のガイドツアーに参加して来ました。この古墳群の一角にある埼玉県立さきたま史跡の博物館の主催でした。ここの稲荷山古墳からは、辛亥の年(471年説が有力)に制作されたとされる国宝金錯銘鉄剣が出土しています。

 この鉄剣は表に57字、裏に58字、計115字の漢字が金で象嵌されています。我が国の古代国家の成立を解く上でたいへん貴重な資料とのことです。乎獲居(をわけ)という人を含めて、その乎獲居から遡ること8代にわたる一族がヤマトの大王家に世々仕えてきたことを記念して剣を作った旨が書かれているそうです。

 数年前に来たことがあるのでこの剣を見るのは2回めですが、稚拙なようでいてまねができないような、不思議な書体だなぁと思います。1500年以上前の文字は、酸化しないように二重のガラスケースに囲まれ、窒素ガスに守られて、今日も金色に輝いていました。

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さきたま古墳公園の案内図です。
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稲荷山古墳の全景です。日本最大の円墳である丸墓山古墳の頂上から写しました。
ちなみに、ここ(丸墓山古墳の頂上)には戦国時代に石田三成が陣取ったことがあるそうです。確かに、見晴らしはよかったです。

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こちらは同じく丸墓山古墳から写した将軍山古墳です。ここには展示館があり、被葬者のようすが再現されています。円筒埴輪と朝顔形埴輪が墳丘や堤の部分に並べられています(下の写真)。

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 今日はよい天気でした。いにしえの武蔵の国がしのばれました。

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2007年11月12日 (月)

'07 COM ART+!!のご報告

 '07 COM ART+!!は昨日開催されました。文字絵研究所としては参加できてよかったと思います。グッズを買って下さった皆様、ワークショップに参加していただいたた皆様、ありがとうございました。新しい肖像画のシールも好評でした。ブログを見て来ていただいた方に9人と16人のシールを差し上げました。
 11日は少々雨に降られました。しかし、全般的には準備の甲斐がありました。恐竜のワークシートは何人かの子供たちに描いてもらいました。特に、6歳の女の子が喜んで描いていたのが印象的でした。

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 上の写真は、トリケラトプスのパネルの左下にある分解パーツを指して描き方を説明しているところです。右手には雨よけのためにビニールカバーのかかった回転ポストカードラックが見えます。

 だいぶつのワークシートは外国人の知人に見せたいという方に差し上げました。

 作曲家文字絵は好評でした。美術館に来る多くの方がクラシック音楽にも興味を持っておられるのかもしれません。今年のラ・フォルジュルネ用に制作した25人の作曲家のポストカードのうちにアルベニスのポストカードがありますが、アルベニスのカードを探していた方かたがおられて、その方に買っていただけてよかったです。

 個人的には、タコ型ロボットに乗ってあちこち動き回ったのがおもしろかったです。右の白衣の方が開発者です。4本脚のタコというイメージでよいそうです。

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右のハイドンとベートーベン(それに見えませんがモーツァルト)の顔ハメは2005年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのワークショップ会場に展示したものです。

 また、機会があれば面白いイベントに参加したいと思います。では、また。

 (あ、1つ忘れていました。今回、トリケラトプスとプテラノドンの絵かき歌をお客さんの前で披露しました。次は、歌いながら絵を描くパフォーマンスに挑戦してみようかなと思っています。)

 

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2007年11月10日 (土)

あすのCOM ART+!!の開始時間は11時からになりました

 取り急ぎ、ご連絡いたします。あすのCOM ART+!!の開始時間は11時からになりました。熊谷気象台によると、朝9時ごろまでは小雨が降るものの午後から少し明るくなりそうとのことです。では、皆様のご来場をお待ちしております。

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2007年11月 9日 (金)

'07 COM ART+!!のワークショップ

 埼玉県立近代美術館前庭で11日(日)に開催予定のCOM ART+!! (アートフリーマーケット)では、グッズ販売と同時に無料のワークショップも予定しております。

 2005年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンや昨年の愛知県音羽町のウィンディアホールでは作曲家文字絵のワークショップを開催いたしました。今回はベートーベン、ハイドン、ショパン、モーツァルトなどの肖像画入りの新しいワークシートを中心に使いたいと思います。

 それと、恐竜のトリケラトプスとティラノサウルス、翼竜のプテラノドンのワークシートも用意いたしました。今回が世界初の恐竜文字絵ワークショップです。恐竜に興味のある皆さんのご来場をお待ちしております。トリケラトプスのワークシートはこんな感じです(以前、カラーでブログにアップした画像に絵かき歌の楽譜を加え、モノクロ化しました)。

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 さらに、「ひらがなを世界にひろめよう!」プロジェクトの第一弾として、ひらがな文字絵のワークシートも3種類ほど用意いたしました。例えば、「だいぶつ」や「みろくぼさつ」や十二神将をイメージしたワークシートがあります。英語のわかる外国人の方に楽しんでいただけるように英語仕様にしてあります。これが「だいぶつ」です。

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 加えて、「だいぶつ」「みろくぼさつ」や「だんご」おじさんの缶バッジも昨日作りました。これも会場で販売いたします。
 その他、新機軸のグッズやワークシートを急遽開発して持って行く可能性もありますので、どうぞお楽しみに。では、会場でお待ちしております。
 ご注意: 雨天の場合は18日(日)に順延になります。


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2007年11月 8日 (木)

お知らせ:新しいシールと缶バッジ

 新しいシールと缶バッジを作りました。

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 シールのシートの下には、各作曲家の文字絵が描かれた台紙が入っています。シールを使った後にも、それを見ながら作曲家の似顔絵が描けます!

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 11日のCOM ART+!! には、今までの7種類のシールと、この2種類の新商品を持って行きます。そこで、このブログを見てご来場いただいた方に、この9種類のシールの中からお好きな2種類をプレゼントいたします!!  「ブログを見て来ました」とおっしゃって下さい。

 こちらは肖像画の缶バッジです(直径31ミリのMサイズ)。

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 10種類作りました。こちらのバッジの台紙には今までと同じように文字絵で似顔絵が描ける台紙がセットになっています。シールもバッジもよく出来ています。きれいです。ぜひお見せしたいです。

 あすは無料のワークショップについてお知らせします。では、また。

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2007年11月 7日 (水)

お知らせ:'07 COM ART+!! (アートフリーマーケット)に出展します

 11月11日(日)に、埼玉県立近代美術館の前庭(北浦和公園)で、アートフリーマーケットが開催されます。文字絵研究所も出展いたします。
http://www.artfans.ai-kobo.com/comartplus/index.html

 第1回の昨年のようすはこちら。
http://www.momas.jp/018park/18.11.01/park18.11.01.htm

 埼玉県立近代美術館のホームページはこちら。
http://www.momas.jp/
 開館25周年記念展「田園讃歌−近代絵画に見る自然と人間」を開催中です。山梨県立美術館からミレーの《落ち穂拾い、夏》が来ています。
http://www.momas.jp/3.htm

 11日が雨の場合は、18日(日)に順延になりますのでご注意ください。

 文字絵研究所では、今年のラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンで販売したグッズ1日だけの特別価格でご提供いたします。たとえば、ベートーベンシャープペンとモーツァルトボールペンを半額以下の150円(税込)で、また、ポストカード1枚(105円)を3枚で200円(税込)、「民族のハーモニー◎得25人パック」(2100円)を1500円(税込)にて販売いたします。

 下の写真はベートーベンシャープペンです。写真に写っているのはベートーベンの顔ですが、軸を回すとベートーベンの顔の分解パーツが書いてあります。それなので、このシャープペンを持っていれば、いつでもベートーベンが描けるという優れものです。

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さらに、ペンの台紙の裏に描き方が付いています。
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 こちらはモーツァルトボールペンです。軸の色はシルバー・ブルー・ピンクの3色があります。

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台紙の裏にはモーツァルトの描き方が付いています。

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 こちらは5月のラ・フォル・ジュルネの際にルネ・マルタン氏に謹呈したバックです。

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 このバッグ(300×360×140mm)は、マチが広くて楽譜などが大量に入ります。9月からポストカードとともに銀座4丁目の山野楽器銀座本店様(3階)にて扱っていただいております。お近くにお出での節は、どうぞお立ち寄りください。

 あす以降、このフリーマーケットで展示する新グッズ(そして、ご来場者へのプレゼント)とワークショップの情報もお知らせいたします。どうぞまたご覧下さい。


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2007年11月 1日 (木)

カマンベールの人

 プティトリアノンへはヴェルサイユ宮から歩いて25分ほど。あくまで広壮、壮麗、麗美なヴェルサイユ宮の後に訪れた小さな離宮プティトリアノンは、どことなくアンティームな感じでほっと落ちつけた。2月下旬か3月初めごろで、かなり寒かったけれど…。観光客も少なく、何よりも晴れていたのがよかった。
 30年近く昔。その日は若いフランス人にヴェルサイユを案内してもらっていた。で、プティトリアノンのある部屋まで来ると壁に懸かっていた肖像画を指して彼女が「ご先祖様でぇ〜す」と言ったのだった。「ん?」と思って一瞬答えに窮していると、肖像画の人がナポレオンの部下で、その子孫が北欧のある国の王族になっていて、自分は今の国王のいとこ(か何か)にあたる...とのことだった。
 こちらは目を丸くして、やんごとなき血筋に感心することしきりであったが、その彼女に言われ、今も思い出す言葉がある。それは、「カマンベールの人みたいね、ha!」という僕に対する人物評だった。何が話題になっていたのか今となっては思い出せないのだが(日本の文化について意見を求められていたのか、それとも次にどこへ行こうかという相談だったのか…)、このコメントが妙に腑に落ちてしまったのだ。ほうほう、拙者はカマンベールの人でござるか…と。
 彼女の言うところによると、フランスではカマンベール出身の人はあれこれ迷っていてなかなか決断ができないという評判があって、それが優柔不断な人を指す決まり文句になっているとのことだった。ちなみにカマンベールというのはノルマンディ地方の村の名であって、その名を冠したチーズが有名です。
 言われた時もなるほどねと納得してしまったのだが、最近富みに自分の「カマンベールの人」度がアップしているような気がしてならない。というとかなり否定的な響きを聴き取る方もおられるかもしれませんが、実はその逆で、わたしゃこれからさらにカマンベールの人を決め込まねばっ、と思ったりしている次第です。といっても何のことやらわからないと思いますので、レトリックのこととからめて、この続きは後日ということで…、おやすみなさい。

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