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2008年1月21日 (月)

「歴史のミステリー」: 変わりゆきすぎる   歴史認識 

聖徳太子は本当に存在したのか?
・ジャンヌ・ダルクは本当に存在したのか?

 例えば上のように聞かれたら、あなたなら何と答えますか? 学校の歴史で教わったから、いたんじゃないのというのが大方のご意見でしょう。しかし、実はそういう人はいなかったんだよ、という信じられないような説をいろいろと紹介しようとするのが、1月15日に100冊シリーズで発行が開始された「週間 歴史のミステリー」です(デアゴスティーニ・ジャパン刊)。
 ……と、ほとんど出版物の宣伝のような文章になってしまいましたが、う〜ん、やはりこういうものが出たか、というのが正直な感想です。何年か前にWebを検索していて、聖徳太子はいなかったという説があることを知り、子供の頃に、教科書に十七条の憲法とか、冠位十二階とか書いてあったんだからそんなことはないだろうと思いました。 
 ですが、いなかったという説を真正面から検証してみようという出版物が刊行されるのは初めてではないようですから、虚構説にも根拠があるのでしょう。

 ここで、ちょっと視点を変えて、もうすこし小さな驚きを「週間 歴史のミステリー」No.1の創刊号から拾ってみましょう(書き換えられる年表・覆えされる数々の事象・否定される偉人たちの肖像画, etc より)。

・大化の改新は本当に行われたのか?
・日本最古の貨幣は708年の和同開珎ではなく、683年の富本銭(これは比較的よく知られているのではないでしょうか)。
・鎌倉幕府の成立は1192年(イイクニつくろう鎌倉幕府)ではなく、1185年とする教科書が増えている。
・源頼朝、足利尊氏、武田信玄として知られていた肖像画が、いまではすべて別な人物を描いたのではないかと考えられている。

Wiki

源頼朝ではなく、足利直義 ?

・古代四大文明より古い文明があった → 古代アンデスや長江(揚子江)流域の文明。
・新大陸は1492年にコロンブスにより発見されたというのは誤り。(せっかく、「東洋(14)の国(92)と思ったコロンブス」と覚えたのに!!)
・清教徒革命は1642年(一路世に出る清教徒)ではない!! (現時点ではいつなのかについての定説がなく、教科書によって記述はばらばらとのこと)
・電球の発明者はエジソンではなかった。エジソンは権利を買っただけ。エジソンと信じているのはアメリカ人と日本人だけとも言われている。

 まだまだありますが、最後にもう1つ。すでにテレビで何度も取り上げられ、もうかなり知られているとは思いますが、

・アポロ11号月面着陸は捏造だったのか!?

 要するに、従来事実とされていた事柄が否定されたり、あるいはかなり疑問視されているということです。身もふたもない言い方をすれば、学校や書物やマスコミから(うそとは言わないまでも)結果的に「虚偽」の情報を教えられてきたわけです。
 今日までわからなかったと言われればそれまでなのですが、そうすると「社会科の教科書には正しくない情報もかなり混じっている」というように、認識を改めなければならないことになりそうです。
 しかし、教科書で勉強しようとしている子供に、「その教科書は将来、誤りとわかるかもしれない内容を含んでいるから、あんまり信じすぎないようにね」とは言いにくいですよね。う〜ん、難しいところです。

 ところで、「週間 歴史のミステリー」創刊号の「歴史検証ファイル」に、

・本能寺の変の首謀者は誰だったのか? という記事があります。

 ここに、この前の文字絵のトリビア(2)に出てきた近衛信尹の父、近衛前久(さきひさ)がカギを握る重要人物の1人として登場してきます。近衛信尹は織田信長をずいぶん慕っていたようなので、後年にこの親子が仲違いをしたらしいのには、本能寺の変が係わっているのかもしれません。
 このことについて、機会があったら、また考えてみたいと思います。

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