「ほんとにあった怖い話」とか「あなたが体験した怖い話」などのマンガ雑誌の口絵で取り上げられたりする心霊写真、あなたは信じますか? 今日はその心霊写真や、壁の染みから浮かび上がってくる人の顔に関係のあるお話です。
心霊写真ではないからご安心ください、と鑑定されて安心する読者は、実はパレイドリアに陥っていたのかもしれません。パレイドリアって何かですって? Wikipediaによると、それは錯覚の一種のようです。
雲の形が顔に見えたり、しみの形が動物や虫に見えたりと、不定形の対象物が違ったものに見える現象に代表される。対象物が雲やしみであることは理解しており、顔や動物ではないという批判力も保っているが、一度そう感じるとなかなかその知覚から逃れられない。熱性疾患の時にも現れやすい。(Wikipedia「錯覚」から引用)
ある版元から送っていただいた「精神神経学用語集」(改訂6版)という今年6月に出た用語集が今日届いて、それをパラパラと眺めていたら、このパレイドリア(原語はpareidoriaという英語)という精神医学の専門用語を見つけました。
この用語集は、外国語の用語と、それに対応する日本語訳が併記されているだけで、説明は全く書かれていません。そこで、Webで調べてみたら、上に引用したWikipediaの「錯覚」に行き当たったというわけです。
個人的には、「変像」という日本語訳に受けてしまいました。錯覚の一種としての変像と文字絵には関係がなくもないのではないか、という気がしたからです。文字絵は錯覚とどういう関係にあるのだろう? これはひょっとしたら研究に値するテーマかも知れません。
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