文字絵と真田家、お通、白隠、ジョン・レノン、あるいは姉になっちゃった長澤まさみ
不思議な縁…。長澤まさみ演じる初音役の設定が真田幸村の妹から姉に変わったという記事を読んで、真田家と文字絵の不思議な縁について、メモを書いておこうと思いました。
真田信之→正受老人→白隠→ジョン・レノン
↓
小野お通(初代)→小野お通(2代目;初代の娘)
注記しておくと、真田信之は真田幸村の兄(弟であるという説もあるそうです)で、正受老人は真田信之の晩年の子供と伝えらる臨済宗の高僧です。小野お通(初代)は真田信之が最も信頼していた相談相手で、その娘の2代目お通は信之の次男の信政の側室であったとのこと。2代目お通と信政の間の子である信就は真田勘解由家の始祖となったそうです。この真田勘解由家の(そしてまた、お通の)子孫の真田淑子さんという方が、小野お通の実像について下記の本を書かれておられます。
・『小野お通』、真田淑子著、株式会社風景社、平成二年
上記の本に掲載されている小野お通の文字絵については → 小野お通の人丸(1)、(2) をどうぞ。
2人の人生に接点はないのだろうけれども、正受老人は真田幸村の甥ということになる(これは、実際にそうなのだろう。不思議な縁…)。それでもって、架空の人物ではあるものの、初音は正受老人の叔母なのか、伯母なのか…。これまた、何となく不思議だ(架空の人物のことをあれこれ考えていてもしかたがないけれど…)。
一方、白隠は修業時代に正受老人の厳しい薫陶を受けました。彼は禅画で有名。そして、ジョン・レノンはその白隠の禅画をとても好んだようです。ジョン・レノンのセルフポートレートって、ほとんど文字絵みたいですよ。
→ 「ジョン・レノンの文字絵?」
こちらは、白隠の文字絵。花園大学の国際禅学研究所にリンクさせていただきました。
蛇足ながら、直江兼続は石田三成と盟友だったそうです。石田三成の「大一大万大吉」の旗も文字絵ではないかと思うのだけれど、これについては、またいつか。では、時節柄、ご自愛下さい(ちなみに、埼玉ではインフルエンザが猛威を振るっています)。
あっ、そうそう、そういえば、オノ・ヨーコさんも小野姓でした。小野小町や小野お通に連なる方なのかもしれません。
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コメント
小野お通書籍著者の真田淑子さんは、小野お通の血族子孫ではないはずです。
真田勘解由家は、真田信清の代で改易となった際、信清本人と子女が行方不明となったらしく、その後、小堀氏→根津氏経由で入った養子により、再興されています。
松代藩は家老級の家臣が、信之の血を受け入れるのに消極的だったので、真田淑子さんが、お通の血を引く可能性は低いと言える一方、現在に小野お通の血を伝えるのは、柳澤吉保子孫の系統のみです。
投稿: 匿名 | 2011年10月17日 (月) 00時00分
コメントありがとうございます。いくつかわからない点があるので確認させて下さい。
(1) 血族子孫という用語を、どういう定義で用いておられるのでしょうか?
(2) 真田勘解由家の第4代の真田信照は真田敬寛と同一人物で、小堀氏→根津氏経由で真田家に養子に入った、とお考えでしょうか?
(3) (2)の真田信照の室も、信照と同様に、小野お通の血を引かない誰かであったとお考えでしょうか?
『小野お通』を読んだのはだいぶ前なので記憶が定かではないのですが、この養子の件については書かれていなかったと思います(書かれていましたっけ?)。(1)〜(3)の件に関する文献や資料をご存知でしたらお教えください。読んでみたいと思います。
投稿: こもへじ | 2011年10月18日 (火) 10時06分
お邪魔します。
先日のコメントに捕捉しますと、血族子孫とは、文字通り血を引く子孫のことであり、真田淑子さんは、正確には養孫に該当します。
勘解由家は、真田信清の代で子孫がたえたと、寛政重修諸家譜に記載されています。
その後は、一度小堀家から養子が来たものの、松代の勘解由家の案内板には、根津氏の養子となっています。
あと、養子の正室がお通の血を引く可能性は、残念ながらないです。
松代藩も、八代幸貫の隠し子を養子にした際、それこそお通の子孫でもある柳澤氏から、正室を迎えましたが、跡継ぎは隠し子と側室の間の子供でした。
お通の血を引く、松代藩四〜六代藩主の子女のうち信之男系は断絶し、大名家に嫁いだ娘で子孫が確認できるのは、柳澤氏の系統のみです。
大名家に嫁がなかった娘については、存在を確認できても、嫁ぎ先の記載がないので、家臣の家にお通の血は入り込んでいないと思います。
因って、真田淑子さんは、お通の血族子孫の可能性が、低いと言えるのです。
投稿: 匿名 | 2011年10月28日 (金) 22時58分